伊野　土佐和紙工芸村　　　はた舎　はた織り体験　　　　１　　２

縦糸と横糸が交差して出来あがる、自分だけの色彩。リズムにのると時間を忘れて楽しめます。
土佐和紙工芸村のにある「はた舎」に、はた織り体験をしに行ってきました。「はた舎」は 国内・海外で幅広い活動をされている染織作家　山本眞壽（やまもとます）さんの工房です。
私は牧野植物園で展覧会をされている時に山本眞壽さんの作品を初めて拝見しました。蚕を大切に育て、出来上がった生糸を草木の力で美しく染め上げる…織りの前の工程もすべてご自分で行われるそうで、その織作品は陰影のあるすばらしい色彩と質感、凛とした存在感にあふれています。 「はた舎」は、そうした織の深い世界を垣間見れる体験スペースとして、一般に開放されています。自分でコーディネートした横糸で、ランチョンマットやマフラーを作ったり、同時に体験できる草木染でスカーフーや巾着袋を染めたりできます。

この日は友人3人で工房にお邪魔しました。草木の深い緑に囲まれた日本家屋はさわやかな風が通ってとても気持ちよく、日常の喧騒と離れて深呼吸できる空間です。小柄な日本猫がのんびり床にねそべって昼寝していました。
6台の織り機それぞれにベースの色となる縦糸が通っていて、その中から自分のイメージにあったものを選んで座ります。横糸(通す方の糸)はたくさんの中から自由に選べ、途中で何度でも変えられるようになっているので模様を考えながら織っていく楽しみがあります。>>


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