紙漉き工房 (土佐和紙工芸村) 1 2 3
職人のストイックな世界を、垣間見させていただきました。
体験教室でハガキを漉いてから、ずっと興味があった紙漉きの世界。お友達になった紙漉き職人さんのご好意で、工房を取材させていただける事になりました。
土佐和紙工芸村の上にある仁淀川を見渡せる高台に、紙漉きやはた織りなどたくさんの工房があります。お邪魔する田村夫妻の工房もその一つで、紙漉きのすべての工程をそこで行います。
熟練の紙漉き職人兼お坊さんでもある旦那さんと、紙漉きの魅力にひかれ大分から身一つで職人の世界に入った奥さん。お二人ともとても気さくな人柄で、工房は明るい雰囲気でした。
細かいチェックを必要とする一連の工程は自然光がベストなので、朝早くからはじめ、夜は日が沈んだら終わるということです。自然の摂理に沿った仕事の仕方、見習いたいですね。
手漉き和紙が完成するまでの道のりは長く、原料の状態から、水につける→煮る→水洗い→さらし→ちり取り→たたく→こぶり…そしてようやく紙漉きとなり、→脱水→乾燥→断裁と続きます。(詳しくは紙の博物館公式HP) >>
↓漉いた紙を簾桁(すけた)から剥がします。熟練の技です。
FROMKOCHI TOP 四国MAP
|